■ボラバイト体験談■
■牧場-iggb【北海道】
■男性(24歳)
■期間:2009/11/16〜2010/1/3
昨年の11月中旬〜新年の1月頭まで働かせていただきました。
大自然に囲まれた北海道稚内での牧場生活は、都会暮らしの私にとっては新鮮そのものでした。

朝は3時半に起き、軽トラックで牧場へと雪道を行く。
外はまだ完全に真夜中。それでも道中にはぽつぽつと灯かりが。牧場の朝のなんと早いこと。
車のライトで照らされた地吹雪を見て、今日も厳しい寒さになることが想像される。
時には、50センチもの雪が積もることもあるし、気温もマイナス10度前後までいくことが珍しくない。

牛舎仕事は決して楽ではなかったです。体力面では毎日くたくたになりますし、慢性的に筋肉痛でした。
でも、何かわくわくした感覚がいつも私の中にありました。
うわあ、今日は一段と寒いなあ、仕事きついなあと頭では思いながらも、身体がそれを喜んでいるのが分かるのです。
仕事の後の食事は本当においしいと感じます。英気を養って明日も頑張るぞという気持ちに自然になります。
それらは今考えると、都会生活ではあまり感じられない「自分が生きている実感」だったのだと思います。
厳寒の地での生活を通じて、貴重な体験をすることができました。

そして何より、気候は寒くても、人はとっても温かかったです。
ご主人は、肉体労働に慣れていない私にもできる範囲で仕事を与え、無理をしないようによく見ていてくださいました。
仕事の合間を見つけては車で観光や食事に連れていってくださり、仕事以外でも存分に稚内を楽しませていただきました。
お母さんは、牧場の仕事をしながら、同時に家事も全てこなすプロフェッショナルでした。
自家製の野菜がたっぷり入った食事は身にしみるおいしさで、とても健康的な食生活を送ることができました。
一方の仕事では、雪の中で大きなつるはしを力強く振るう姿が忘れられないです。
その他にも、叔父さん、叔母さん、同僚のボラバイター、農協職員の方など、沢山の方々にお世話になりました。心から感謝しております。
いただいたお言葉の通り、稚内での経験は「人生の宝」にしたいと思っております。本当にありがとうございました。
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