■ボラバイト体験談■
■農園-ksta【香川県】
■女性(26歳)
■期間:2009/1/8〜2/24
私がボラバイトをしている目的は、自給自足で生活の基盤を築きたいと思っているけれど、
実際に畑仕事をしたこともないのと、住む土地も決められないので、
2009年の1年間で日本の色々な場所を見ながら考えようと思い始めました。

目的や気持ちは人それぞれだから、他の方も私と同じように思うとは限らないけれど、
私は、初めてのボラバイトで、香川のこちらの農園に来させていただいて本当に良かったと思っています。
お世話になった農園のお母さん、お兄さん。そして、一緒に仕事をさせていただいた皆さんには、
言葉では言い表せないほどの感謝の気持ちでいっぱいです。

私はもともと不器用なのと、腰痛持ちで動きがにぶいのとで、
みんなより仕事のスピードがとても遅くて、迷惑をかけているなぁ、といつも思っていました。
けれど、こちらの農園で働くみんな、そんな私を責めるでもなく、足りないところは補い合い、
一人一人が持てる力で精一杯、楽しく仕事をしている素敵な職場です。
仕事の時も、それ以外の時間も、笑い声の絶えない日々でした。

仕事の内容は、私がお世話になった期間は、主にサニーレタスの収穫、サニーレタスの植え付け、
玉ねぎの植え付け、それらに付随する箱詰めや、畑の掃除等を体験させていただきました。

仕事以外の時間は、同じボラバイトで来ている女の子、私を含めて3人の共同生活でした。
一番大変だったことは、3日に1回の食事当番でした。
毎回、自分の当番が回ってくる前日は、「明日、何しよ〜!」といつも焦っていました。
食材は農園でできたお野菜やお米を頂いています。
その他は、以前にボラバイトで来ていた方がボラバイト用の畑で作ってくれていたお野菜、
パートの方が自宅で作っているお野菜など色々おすそ分けをいただいて、
足りない分だけを自分たちで調達する、という形でやっていました。
でも、大変だった分、一番思い出深くて、
初めは、「人様に食べさせられるものなんて、できないよ〜。」と嘆いていたけれど、
失敗しても、文句なく食べてくれるのが嬉しくて、
また、みんなが作ったものを食べて…こういう毎日の積み重ねで、
一緒に過ごしたボラバイト仲間とは、より親しくなれたんじゃないかな、と思っています。

そして、別の農園でボラバイトに来ている方たちとも仲良くなることができました。
みんな面白い人ばかりで、くだらないことや、深い話をしながらお酒を酌み交わしました。
香川はボラバイトを受け入れている農家さんが多いみたいなので、
そんな人との出会いもあり、楽しかったです。

休日には、お母さん、お兄さんに香川のいろいろな所へ連れて行っていただきました。
やっぱりうどんはおいしい!

そして何より、この農園を経営するお兄さんの、農業、香川に対する熱い思い!
…と書いてしまうと、ガタイのいい熱い人間を想像してしまいそうなんだけれど、
普段は、虚弱体質だと詰られたり、
一生懸命(?)言ったダジャレを放置されたり…、けっこう悲しい扱いを受けているお兄さん。
けれど、みんなのこと、野菜たちを温かく見守って、いつも優しいお兄さん。
そんなお兄さんだからこその、この農園なんだなぁ、と思いました。

あと忘れてはならないのが、飼い犬ナツ、アキの存在です。
仕事の後に行く散歩は、私にとって最高の癒しの時間でした。
こんなに可愛い犬はめったにいない!犬好きにはたまらない愛らしさ☆

この農園でお世話になって、きっと一生に何回あるかわからないような素敵な出会いをさせていただくことができました。
本当に、ありがとうございます。

そして、また次にこの農園を訪れるボラバイトの方たちも、
それぞれに、それぞれがこれから生きる未来の糧になるような良い体験をできればいいな、と思います。
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