■ボラバイト体験談■
■花屋-dhm【鹿児島県】
■女性(25歳)
■期間:2007/1/17〜2ヶ月間
ずっと前から､南の小さな島で生活することに憧れを抱いていました｡
ただ旅行とかで行くんじゃなくて､そこに住んでいる人たちと同じ空気を吸って､おしゃべりしてｹﾀｹﾀ笑い合って､ｽﾃｷな時間をいっしょに過ごしてみたいとずっと思っていました｡
そして､小さい頃になりたかったお花屋さん｡忘れかけていたことを思い出させてくれるきっかけにもなりました｡
だからここのﾎﾞﾗﾊﾞｲﾄを見つけたときは､こんなﾁｬﾝｽ今しかない！と思って､何かに惹かれる思いで応募することにしました｡
鹿児島と沖縄の間にあるその島は､地図で見るととってもとっても小さな島｡実際に行ってみると思っていた通りの素朴で､ゆったりとした和やかな雰囲気の島でした｡
こぼれ落ちそうなほど輝いていたたくさんの星｡
砂浜に寝転がって､岩越しに見たまんまるい満月｡
どこまでもどこまでも続いている､真っ青な広い海｡
初めは違和感を覚えた､ぷ〜んと独特の香りがするｻﾄｳｷﾋﾞのにおい｡
おもしろいｼﾞｮｰｸが次々と出てくる､わたしがいちばんに心を奪われた多才なMおじちゃん｡
娘のいちばんのﾌｧﾝで､たくさんの勇気をくれたべ○○ｰおじちゃん｡
だれから見ても羨ましいほどお似合いの､私と同い年O夫妻｡
まだ会って間もないのに､いろんなことを話してくれたTちゃん｡
しゃべった方が仲良くなれるからと､島の言葉を教えてくれた島いちばんのﾏﾀﾞﾑ｡
お店の前を通る度に､自転車で手を振ってくれていたやさしいおじちゃん｡
ほかの誰もが気さくで､たくさんの元気をくれた島の人たち｡
島のどの風景を見ても心が温かくなれて､どんどんと充電されていくのがわかりました｡
そして､世話をかけっぱなしだった家族のみんな｡ぜんぜん気を使わず､すごく居心地が良かった｡
背はすごく小さいのに（笑）､とってもﾊﾟﾜﾌﾙでいつも笑顔の絶えない頼れるおばちゃん｡本当にｽﾃｷな女性です｡あたしもこんなお母さんになりたいと心から思いました｡
とっても世話好きで､いつも私のことを心配してくれていたおじちゃん｡気を使って笑わせてくれてたこと､ずっと気付いてたよ｡落ち込んでいたときに電話をかけてくれてしゃべってたら､涙が出そうになった｡本当のお父さんのように､密かに心の拠りどころにしてました｡
そしてなにかと迷惑をかけた､島の期待の星！兄貴｡あたしが｢島の人と仲良くなりたい！｣っていったら､毎日のようにいろんな人のところへ飲みに連れて行ってくれたこと､本当にうれしかった｡自分は飲めないのにね...でもそのおかげで､たくさんの島の家族が出来ました｡Mおじちゃんいわく…（笑）
いっぱいｹﾝｶもしたけれど､今まで誰からも言われたことがないことを真剣に言ってくれて､本当に私自身の考え方が変わったと思う｡あまり言えなかったけど､本当にどうもありがとう｡
将来お店を開きたいと思っている私にとって､今回の仕事は学ぶことがたくさんありました｡花のことも､今役に立っていることがたくさんあります｡
ここでは感謝の気持ちが書ききれないけれど､本当にいろいろとお世話になりました｡またいつか､今度は夏のえらぶを訪れます｡そのときは自慢のしゃぶしゃぶをご馳走してね♪（笑）
もうすぐこっちは､ｶｴﾙの声が聞こえてくる季節になりそうです｡
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