■ボラバイト体験談■
■ＪＡおとふけの牧場-sei【北海道】
■女性(26歳)
■期間:2011/5/20〜1ヶ月間
搾乳を夢見て訪れた牧場｡何もかもが初めてで､どうなる事かと思いましたが､人間､やる気があれば何でもできる！
と実感した､そんな1ヶ月でした｡
牛を近くで見ると､大きな動物なんだな､と改めて思い､牛と牛の間に入ること､足元にしゃがむことが初めは怖かったです｡
実生活の中で､犬より大きな動物にふれ合う事なんて無かったですから｡
でも､毎日触れあってると段々慣れ､牛一頭一頭の性格の違いも見えてきて､何日かすると､声をかけるだけで､立ち上がってくれたり､間を開けて通してくれたり｡
まるで､牛使いかﾓｰｾﾞになった気分でした｡
たまたま行った時に､地域の牧場の方たちの講習会があり､それに参加もさせてもらいました｡
乳質向上のための知識も増やさせてもらって､良い勉強になりました｡
牛は嬉しい時､しっぽを振るのはもちろんですが､しっぽの付け根を盛り上げて嬉しさを表現することもあり､しぐさがとても可愛らしかったです｡
仕事は朝5時からで､間休憩で気持ちよくお昼寝もして､午後から仕事を再開して夜8時くらいまで｡
力仕事もあって､体力のいる作業ですが､慣れてくると作業ｽﾋﾟｰﾄﾞも上がり､筋肉も付きます｡
私の場合は､ｼｪｲﾌﾟｱｯﾌﾟもして､1ヶ月でｳｪｽﾄ−４ｾﾝﾁ♪
肉体労働で､大変…と思う人も多いと思いますが､私たちが普段何気なく口にしていた牛乳などのﾙｰﾂを知ることで､改めて感じることが多い､良い経験になると思います｡
お隣のお家まで､自転車で約10分｡牧場の周りは広大な畑や牧草地｡
天気が良ければ遠くに見えるきれいな山々｡
５月でも山には薄っすら雪がかかってました｡
夜は満天の星空｡（冬の方がｷﾚｲなんだそうです）
初めて牧場に電話をした時に､声だけの印象は“怖そう”だったけれど､会ってみれば実はとっても面白いお兄さん｡
毎日美味しい手作りﾊﾟﾝを作ってくれるお姉さん｡
時間があれば観光や温泉に連れて行ってくれるお父さん｡
笑顔が素敵でお花が好きな癒し系お母さん｡
元気な３姉弟｡
協力し合って共に働いたﾎﾞﾗﾊﾞｲﾄの人たちや､研修生｡
搾乳機の作動音で集まってくるﾈｺちゃんたち｡（私がいた時は９匹いました）
そして､１５０頭近くの乳牛と数頭の肉牛｡
みんな大好きな私の新たな家族､故郷です｡
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